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いつまで赤ちゃんと呼んでいいの?

いつまで赤ちゃんと呼んでいいの?

生まれたてホヤホヤのベビーは新生児で、赤ちゃんです。赤ちゃんっていったいどれぐらいまでを「赤ちゃん」と言っていいのか個人差がありますが、母子健康法で定められている「赤ちゃん」は出生して28日未満の乳児を「新生児」として、「乳児」は一歳に満たない子どものことです。ここまでを「赤ちゃん」と定義つけています。「赤ちゃん」という「赤」という語源は、生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚が赤く見えることから「赤ちゃん」となりました。新生児と乳児は「赤ちゃん」で、一歳の誕生日を迎えたら「幼児」になります。幼児は小学校入学するまでが幼児で、幼児を育てることを【育児】といいます。

赤ちゃんのお世話

妊娠中に妊婦さんやパートーナーを対象にした、赤ちゃんが生まれてからのお世話の仕方などを少しずつ学んでいきます。本を買えば、出産する時に必要なグッズなども載っています。陣痛が来た時に、持って行く時の荷物や退院後の生活に必要な物なども書かれています。入院中は、赤ちゃんの入浴などは病院や助産院がしてくれますが退院したら、今度は自分たちで赤ちゃんのお世話をしていかなくてはなりません。そのため、退院してからスムーズに育児が行えるように入院中にも「赤ちゃんの沐浴」や「オムツの取替え」「授乳」といった指導が行われます。未熟児などで誕生した赤ちゃんの場合には、ママが先に退院して赤ちゃんが退院できるまで、病院へ通いますが赤ちゃんと先生から許可が出たら、赤ちゃんとママの2人で退院になります。

生後~5ヶ月まで

赤ちゃんが生まれて、家に戻ると赤ちゃんとの生活がスタートします。里帰り出産の場合には、親元で赤ちゃんと一緒に生活するわけですが、初めての赤ちゃんの場合は全てが初めてのことなので赤ちゃんと一緒の生活に馴れるまではかなりバタバタしてしまうかもしれません。育児本には、産後1ヶ月はゆっくり過ごしましょう。と書かれていますが、経産婦で兄弟・姉妹が居ると賑やかなことは間違いないので、なかなかゆっくり休むことはできません。出産で入院している時こそ、一番ゆっくりできる時間です。

たっぷりの愛情を・・

育児の基本条件の中で、一番大事になことは、赤ちゃんとママやパパといった赤ちゃんを育てる人との間に『愛情の交流』がなによりも最優先されるべきことです。

どんなに物理的な環境が整っていても、愛情がない環境では赤ちゃんは健全には育たないある専門家は指摘しています。なによりも大事なことは「愛情」ですが、「愛情」がとても大事なことは多くの研究が示しています。

イギリスの医学者で、『愛着理論』を提唱したジョン・ボウルビーは、次のように指摘しています。

『母と子が愛情のきずなで結ばれていることが、子供が(子供の)自己への信頼を育てることになり、それがやがては他者への信頼を育てることになり、円満な社会生活を営むことができる人格形成につながる』と指摘しています。子どもが母親に対して抱く愛情のきずなを、「attachmentアタッチメント」と呼んでいます。このアタッチメントを親子ともに感じるために、愛着を養っていくために、出生直後の母と子のスキンシップであったり、母乳での育児が大切だと指摘しています。

カンガルーケアはしっかり赤ちゃんの様子を見て

親子のスキンシップをはかるために、近年では母乳育児が見直されるようになり産後の入院中での母子と同室が見直されるようになりました。そして赤ちゃんを出産した直後に、直接肌を合わせることが、親子の絆作りや母乳育児にも良いということから、「カンガルーケア」が広がっていきました。

ただ、最近カンガルーケアをしていて赤ちゃんが反応しなくなり、病院へ搬送されるということが取り上げられるようになり「カンガルーケア」は怖い。と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

「カンガルーケア」をする時の姿勢に問題があるのでは?!とも言われてます。分娩室でママは出産したばかりの状態で、赤ちゃんが乗るので赤ちゃんの姿勢が「うつぶせ」状態になってしまう姿勢がSIDS(乳幼児突然死症候群)を起しやすいことがわかっているので、赤ちゃんを抱っこするときに、分娩台の上ですこし起き上がった状態で赤ちゃんを抱っこすれば「うつぶせ」状態にはならないので、抱っこする姿勢を工夫するだけでもずいぶん違ってきます。

無意識のうちに赤ちゃんは生まれた直後は特に、お母さんの乳首を探して飲もうとする力が備わっています。もし赤ちゃんをだっこした時に力がないな。と思った場合には、すぐに看護師なり医師を呼び出しましょう。早めの処置が大事になります。生まれた直後は赤ちゃんの様子の判断がよく分からないかもしれませんが、動かない。と思ったら、すぐに呼びましょう。

カンガルーケアって?!

カンガルーケアはコロンボのボゴタで1979年に始まったといわれています。医療機器がそろっていない状態だったため、低出生体重児で誕生した赤ちゃんを保育器へ入れることができなかったため、お母さんの体温で生まれたての赤ちゃんを保温してもらうために、お母さんに素肌で抱っこしてもらったところ、低出生体重児の生存率も改善しました。呼吸や循環系も安定したことが分かり、赤ちゃんのストレスが軽減されたといった生理学的な効果が認められた他にも、赤ちゃんを抱っこしたお母さんも育児放棄が少なくなったこともあり、お母さん赤ちゃんの愛情形成にとても役立つことから「カンガルーケア」が世界中に広まっていきました。

またカンガルーケアをすることで、母乳が出やすくなるといった効果も報告されています。カンガルーケアという名前は、動物のカンガルーがお腹の中に赤ちゃんを入れて育てることから連想をうけて「カンガルーケア」と名前が付けられました。

赤ちゃんに食物を

できるだけ母乳で乳児を育てるほうがよいと言われてるのは、母乳で育てられている赤ちゃんは、人工栄養の赤ちゃんと比較すると、SIDS(乳幼児突然死症候群)が起こりにくいと考えられているからです。これは、日本の役所でもある厚生労働省のサイトでは説明しています。

またユニセフでは、「金のリボン運動」と称して母乳育児を推奨しています。また専門家によると、母乳育児はママと赤ちゃんの間に強い絆をつくりあげていくホルモンを分泌するといっています。

母乳を射出するオキシトシンというホルモンには、母親に幸福感や恍惚感を与える作用が生まれて、母乳を産生するプロラクチンというホルモンには、母親に赤ちゃんを保護したいと思わせてくれる作用があるといわれています。

また出産した後の母親から最初に分泌される初乳には、IgA抗体が多く含まれているため、乳児を細菌などの感染から守る働きをしています。ただし、母乳にはもちろん母乳の出方には個人差があります。あまり心配しすぎるのは良くありません。必要以上に母乳で育てないと。と思うことがないようにしましょう。母乳が不足している場合には、ミルクを足します。

話しかけてあげる

赤ちゃんにミルクを与えることのほかにも、まだまだやることは沢山あります。たとえば、身の回りの世話をすることについては、赤ちゃんの体温を維持すること、皮膚を清潔に保つこと、排泄物(いわゆるウンチやオシッコ)を処理することなどは、乳幼児が自分ですることはできないので、大人が乳幼児の身の回りをキレイに維持してあがえることが大事になります。その他にも、赤ちゃんの健康を促進するためにも、屋外に出て日光浴・外気浴・外遊びなどを行うことも大切です。

愛情がなによりも第一の基本条件ですが、オムツを替えてあげるときも、愛情をこめて微笑みかけて語りかけながらしてあげるほうが良いですし、子供からのニコニコとした笑顔や「あーあー」などまだ言葉になっていない語りかけに対しても、積極的に応答することが大切です。「あーあー」という言葉を発する赤ちゃんに対して「うなずき」「言葉をかけてあげること」で、母と子のきずなが密となります。このやり取りを通して、コミュニケーションの基礎がつくられていきます。そして数多くの言葉を聞かせてやることによって、言語の習得の基礎がつくられていくと言われています。